インドは、世界でも有数の理系人材が多い国です。
特にIT・エンジニア・サイエンス・マネジメントなどの分野で、毎年数百万人単位の大卒人材を輩出しています。
しかし、インドでは人材輩出と産業の受け皿のバランスが取れておらず、
大学との高等教育を受けた若者たちを、インド国内の産業では受け止めきれていない現状があります。
■大卒人材の失業率が高いのは、「能力不足」ではない
インドでは、特に都市部を中心に高等教育を受けた若者の失業率が高止まりしています。
しかし、これは決して彼らが未熟なわけではありません。
むしろ逆で、供給される人材の質・量に対して、国内の受け皿となる産業や企業数が追いついていないというのが実態です。
インド政府もこの状況を問題視し、モディ政権下で「Make in India」政策を掲げ、国内での製造業育成・産業の高度化を進めてきました。
これは雇用創出と国内経済の強化を狙った重要政策ですが、現状ではまだ十分に成果が追いついているとは言えず、特に理系人材の活躍の場は不足したままです。
■人材余剰=「日本企業にとっての大チャンス」
この構造的なミスマッチは、日本企業にとっては非常に大きなチャンスです。
インドには、即戦力として活躍できるポテンシャルを持ちながら、活躍の場を求めている人材が無数にいます。
そして彼らの多くは、もともと海外でのキャリア形成に意欲的です。
特にケーララ州やタミル・ナドゥ州など南インド出身者の間では、海外就職や移住が文化的にも広く根付いており、グローバルな働き方への準備も整っています。
■日本で働くことがインド人材のキャリアを大きく飛躍させる理由
インド国内の大卒初任給は、ITや工学系でも月額で数万円から数十万円程度と、日本の水準に比べるとかなり低いのが現状です。
そのため、日本企業に採用されることは、インドの若者にとって経済的にもキャリア的にも大きな飛躍のチャンスになります。
例として、新卒でも日本の水準で年収400〜500万円程度が期待できる場合、これはインドの同等層の2倍以上の収入となり、本人の生活の質向上に直結します。
インド政府は国内の産業強化を進める一方で、まだ国内での就業機会が追いついていないため、優秀な人材の多くは海外での活躍を強く望んでいます。
そのため、特に日本企業のような技術力・労働環境の整った企業に対しては、
「高品質なキャリア機会の提供者」として非常に高い期待が寄せられています。
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